【更新】創作小説「夢幻の少女ラクラス3 リエージュ編 第ニ章 五 戻らない音」

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こんにちは、明帆(@Sweet_Project78)です。

明帆が執筆中の作品、「夢幻の少女ラクラス」の更新記録についてご紹介いたします。

「夢幻の少女ラクラス」は、「小説家になろう」で連載中の、「剣」と「魔法」が飛び交う物語です。「作品のあらすじ」についてはリンク先をご覧ください。

「戻らない音」の読みどころ
  1.  音を描いた描写
  2. 距離感の崩壊と身体感覚のズレ
  3. 精神的な支えと隔たり
明帆

ラクラス達の冒険譚をお楽しみください。

ホノ

更新された話も気になりますが、前回までの話も気になるところですね♪

目次

1. 前回までのあらすじ

霧の戻った街で、ラクラスたちは大樹の根元へと向かう。
見慣れたはずの街路は、どこか拍を外し、世界がわずかに距離を置いているように感じられる。

不安を抱くニアに、静かに言葉をかけるラクラスとメルト。
まだ何も始まっていない――だからこそ、進むしかないのだと。

やがて街の外れ、大樹の根が露わになる地点で、フィリエルは許可証を取り出した。
古代語による認証の言葉が告げられた瞬間、霧の流れが変わり、大樹から零れ落ちた一条の光。

祈りを宿した「天冥の証」が宙に浮かび、境界は静かに開かれる。
その一歩で、世界から音が消えてしまう。

――戻らない側へ、ラクラスたちは足を踏み入れた。

2. 断絶の谷

境界を越えたその瞬間、音が失われ、距離は曖昧になり、世界は静かに変質しました。

フィリエルに導かれ、ラクラスたちは大樹の根が形作る細い道へと足を踏み入れます。
そこにあるのは、断絶の谷。
落ちきれなかった想いと、祈りきれなかった願いが沈殿する場所でした。

進めば進むほど、外の世界との繋がりは薄れていきます。
立ち止まれば、重さが形を持って迫ってきます。

それでも、ラクラスは歩みを止めません。
隣に感じる温もりと、前を行く背中だけを頼りに進んでいきます。

音は戻らないまま。
でも、この沈黙の先に、まだ越えるべき境界があります。

ラクラスたちの物語は続きます。

いつも、小説をお読みくださりありがとうございます。

3. 「戻らない音」の読みどころまとめ

今話で描きたかったのは、「怖い場所」でも「危険な場所」でもなく、戻れない感覚そのものでした。

音が消えたのではなく、戻らない。
距離が無いのではなく、測れない。
そうした微細な違和感が積み重なることで、世界は静かに、そして確実に変わっていきます。

ラクラスが歩き続けられる理由。
それは、隣に誰かがいること、前に進む温かな背中があることにあります。
その安心感だけで、境界を越えていける。
それほどまでに、ラクラスの中にあるメルトの存在は大きなものになっています。

この先のお話では、今まで散りばめられてきた伏線が活き始めます。
その入り口を描いたこのお話は、とても静かな物語にも意味が存在しています。

今はただ、戻らない音の中を、進んでいく話として受け取っていただけましたら幸いです。

「戻らない音」の読みどころまとめ
  • 音を描いた描写
  • 距離感の崩壊と身体感覚のズレ
  • 精神的な支えと隔たり
明帆

作品の更新の際には、なろうサイト内に「活動報告」もさせていただいています。よろしければそちらも覗いてみてください。

ホノ

それでは本日もありがとうございました。

wing

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