【更新】創作小説「夢幻の少女ラクラス３ リエージュ編 第一章 六 楽園」

こんにちは、明帆（@Sweet_Project78）です。

明帆が執筆中の作品、「夢幻の少女ラクラス」の更新記録についてご紹介いたします。

「夢幻の少女ラクラス」は、「小説家になろう」で連載中の、「剣」と「魔法」が飛び交う物語です。「作品のあらすじ」についてはリンク先をご覧ください。

明帆

ラクラス達の冒険譚をお楽しみください。

ホノ

更新された話も気になりますが、前回までの話も気になるところですね♪

１. 前回までのあらすじ

司書クラウディアの導きのもと、天冥の樹の深層に足を踏み入れるラクラスたち。

古代ルナリアの祈りが刻まれた結晶柱が放つ魔光の中、光の案内人フィリエルが現れ、記憶と魂の回廊を読み解く。

しかし、ニアの中に眠る穢れが呼び覚まされ、黒紫の靄が立ち上がる。
光と影が激突し、緊迫した瞬間を経て、穢れの一部は抑えられ、浄化への道筋が見え始めることに。

恐怖と安堵、そして世界の循環の理解が交錯する中、ラクラスたちは信じた道を進む決意を固めるのだった――。

２. 記憶と魂の回廊

クラウディアの特殊能力『揺らぎの祈り』によって展開される領域――『零域』。
そこでは、種族たちの願いや祈りが光の粒となり、過去の記憶が微かに揺らぎながら浮かび上がります。

ラクラスたちは零域で、かつて平和に共存していた世界や、禁忌の魔術によって創られた天冥の樹とその犠牲の記憶に触れていきます。

種族をつなぐ混血の末裔たち、世界の循環と浄化の仕組み――零域は、長い歴史の中で眠る真実のかけらを映し出します。

ラクラスは、過去の痛みや希望を胸に刻み、ニアの穢れや未知の記憶の行方を見据え、次なる冒険へと歩みを進めます――。

ラクラスたちの物語は続きます。

いつも、小説をお読みくださりありがとうございます。

３. 「楽園」の読みどころまとめ

本話では、世界の根幹、それ自体の揺らぎを描きました。

記憶とは、誰かの願いがしがみついた光の粒なのかもしれません。
それは時に儚く、触れれば壊れてしまうほど脆い。
けれど、積み重なれば世界そのものを形づくる力にもなる――。
このお話を執筆する中で、その思いをいっそう強く感じました。

『零域』という場所は、ただ過去を辿るための舞台ではありません。
そこで浮かび上がったのは、種族が互いを思い合い、争い、失い、それでも未来へと祈りを残した人々の、より生々しい魂の在り処。
そして、かつて確かに育まれていた命の営みそのものでした。

ラクラスが感じた胸の痛みやざわめきは、物語世界を描く中で筆者自身の想いとも重なっています。

ニアの穢れ、天冥の樹、そしてベリーの過去――。
これらはまだ物語の入口に過ぎません。
零域に芽吹いた “未知の記憶” の気配が、この先どのような真実へ繋がっていくのか。

物語の続きを楽しみにお待ちいただけたら嬉しく思います。

明帆

作品の更新の際には、なろうサイト内に「活動報告」もさせていただいています。よろしければそちらも覗いてみてください。

ホノ

それでは本日もありがとうございました。