【更新】創作小説「夢幻の少女ラクラス2 ティラミス編 第六章 六 赤の微笑に佇む青」

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こんにちは、明帆(@Sweet_Project78)です。

明帆が執筆中の作品、「夢幻の少女ラクラス」の更新記録についてご紹介いたします。

「夢幻の少女ラクラス」は、「小説家になろう」で連載中の、「剣」と「魔法」が飛び交う物語です。「作品のあらすじ」についてはリンク先をご覧ください。

「赤の微笑に佇む青」の読みどころ
  1.  ベリーの存在の二重性
  2. ストロー博士の声と論理
  3. 命・記憶・核の繋がり
明帆

ラクラス達の冒険譚をお楽しみください。

ホノ

更新された話も気になりますが、前回までの話も気になるところですね♪

目次

1. 前回までのあらすじ

――ティラミスの朝の風景。石畳の街に光と影が踊り、屋台や宝石店、子どもたちの遊び場が街全体を生きた音楽のように彩る。

ラクラス、ニア、メルトの三人は、宵星ゼリーや天光珠、花飴など街の小さな奇跡に触れながら、日常の幸福を享受する。

リボンの紛失や光の遊びを通して、三人の絆や性格の対比が際立ち、時間の経過と共に街の豊かな風景と温かな感情が重なり合っていた。

昼下がりには魔導オルゴールの音色や魔導列車の光が加わり、街の時間はゆっくりと流れていく――。

2. 幸福と絶望の矛盾

夜の紫に染まる研究室で、ベリーの胸に宿る赤い宝石を見つめるラクラス。

その微笑の裏に秘められた、幾千の命の犠牲と、虚継ぎの術による禁忌の副産物としての存在――ベリーの真実を知ることになります。

ストロー博士の冷徹な言葉が告げるのは、命を紡ぐためではなく、破壊のために生まれた技術の恐ろしさ。過去に襲った赤い悪魔の記憶と重なり、胸に刻まれるのは、幸福と絶望が同居する痛み。

それでもラクラスは未来へ一歩を踏み出します。

ベリーの存在が示す重さと儚さを胸に抱き、まだ見ぬ試練と向き合う日々が、静かに始まります――。

ラクラス達の物語は続きます。

いつも、小説をお読みくださりありがとうございます。

3. 「赤の微笑に佇む青」の読みどころまとめ

夜の紫に、赤と青の光が溶け合う瞬間。
表題『赤の微笑に佇む青』には、表面上の幸福と、その裏に潜む犠牲、届かない願いの残滓を重ねています。

赤は、ベリーの胸に宿る宝石、失われた命の痕跡、そしてラクラスが死線を越えてきた軌跡を象徴します。青は、アリヴィアの海色の瞳、真氷蒼石、そして魂の抜けた器のような冷たい色彩。

この二つの色が重なり合い、夜の紫を生み出します。
その色のように、物語からもまた、幸福と残酷が入り混じった複雑な感情が滲み出ています。

赤い微笑に宿る重みを感じつつ、ベリーやラクラス、アリヴィアたちの心の揺らぎを静かに伝えたいと、想いを込めて描いたお話でした。

『命』、『記憶』、『核』――ティラミス編で少しずつ描かれたそれぞれの点が一つに収束して、重たい空気のなかティラミス編の幕が閉じました。

物語は、ニアの穢れの浄化に向けて、新たな局面へと進みます。
命と記憶が交差する瞬間を、胸に刻んでいただけたなら、作者としてこれ以上の喜びはありません。

本編の完結にともなって、終幕となるエピローグも更新しています。

物語の続きを楽しみにお待ちいただけたら嬉しく思います。

「赤の微笑に佇む青」の読みどころまとめ
  • ベリーの存在の二重性
  • ストロー博士の声と論理
  • 命・記憶・核の繋がり
明帆

作品の更新の際には、なろうサイト内に「活動報告」もさせていただいています。よろしければそちらも覗いてみてください。

ホノ

それでは本日もありがとうございました。

wing

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