無色透明の世界の執筆者である明帆は、「小説家になろう」のサイトに小説を投稿しています。
ハンドルネーム(HN)明帆(あきほの)として執筆活動を続けています。
1. 作品について
明帆が公開している作品は「夢幻の少女ラクラス」シリーズとなります。
ジャンルは剣と魔法が飛び交う非現実世界が舞台の「ハイファンタジー」です。
1部 夢探し編(完結)
2部 ティラミス編(執筆中)
が現在のステータスです。
2. 作品の紹介
あらすじを通して、作品の世界観などをご紹介させていただきます。
2-1. あらすじ(夢探し編)
ラクラスは、読書好きで魔導研究者になりたい一五歳。力を欲せず、争いを好まない。心優しく可憐な少女。
――少女の世界の始まりは、終わりと同時に訪れた。
氷結世界の極寒すら蒼褪めるような鋭い視線、一点の淀みも無い透き通った翠緑の瞳。その瞳の奥には、想いを貫く強い意志と、哀愁を帯びた調べ。
奏でる旋律は、滅びへの導き――。
ラクラスは、「死の祝福」と「闇の加護」を宿し、贖罪の十字架を背負う、絶対領域の少女。
「祝福」は力、「加護」は守、「支配」は使者。
「祝福」、「加護」、「支配」を頂点の名前として描いた神の三角形。その三辺の内側領域に属する極一部の者の総称を絶対領域(Absolute Territory)という。
絶対領域……。
それは、禁忌の力。人智の及ばぬ力――。
キメ細やかな柔肌。薄く桜色に染めた頬。絹のような光沢を放つ艶やかで張りのある、腰まで真っすぐに伸びた線の細いサラサラとした金色の髪。小さく華奢で触れると壊れてしまいそうな幼さの残る肢体。
背筋が凍りつくような神気をまとう人形のように美しい幻想的な少女が、力の代償として生まれながらに失ったものは眠りの世界に広がる『夢』。
暗黒が支配する終わった世界の眠りに堕ちた少女は、永久の闇の果てに光差す世界の始まりを求めて、運命に抗うことを決意する――。
ラクラスの『夢』探しの旅と出会いの物語が始まる。
2-2. あらすじ(ティラミス編)
アリヴィアの計らいを受け入れ拠点をセイントルミズに移した私とニア。
新しい生活を始めた私達は、いろいろとあってお姉ちゃんの働くカフェ・スウィートでメイドとして働くこととなった。
カフェでの仕事は、シフォン国が関係することや自身が必要とするときに、その席を自由に外して良いことになっている。
カフェ・スウィートの店長とアリヴィアは、仕事上の繋がりがあって旧知の仲だそうで、そのことも幸いして、特別な配慮をしてくれているそう。
シャルロットの拠点については、アリヴィアからの提案通り残すことになった。西支部にも嘱託扱いで在籍を続けている――。
アリヴィアとの壮絶な戦いの後、私はリアンとも衝撃の再会を果たした。
天真爛漫で底抜けに優しかったあの日のリアンはもういない。
突きつけられた現実。それは……、感情を失ったまま生る姿。
正に、心が壊れた屍そのものだった。
シフォンの光がアリヴィアだとすれば、その闇を引き受け、アリヴィアの立場を純白に保つことがリアンの役目。残酷の使者として、その壊れた心で無慈悲な粛清の執行を行う。
光を輝かせる為にだけ存在する無常の触媒に成り果ててしまった。
目下の現実に心を痛めるアリヴィア。
そんなアリヴィアからリアンの心を取り戻す手伝いをして欲しいと私とニアは依頼を受けるのだった。
アリヴィアの想いは私の想い。
私とニアは、アリヴィアからの依頼を二つ返事で引き受けた。
失った心、残っているかさえ分からないリアンの記憶。取り戻すことは絶望的に困難。
私の剥奪された夢のように二度と元には戻らないかもしれない。
それでも私達は、無に近い可能性に賭ける道を選んだ。
僅かな希望、それはアリヴィアが、科学研究都市ティラミスの研究者、ストローベリー博士が記憶に携わる研究をしているという情報を掴んでいたこと。
ティラミスは、南部大陸、学術国家ミルフィーユの首都。世界有数の科学機関と、その傘下の学校機関が集う都市。
ティラミス来訪は、魔導研究者を志す私の為にも有益になる。
そんなこんなで、前途多難が待ち受けているだろう私達の道は、このセイントルミズから新たな始まりを迎えた。
――と、思っていた矢先、その入口から波乱が待ち構えていようとは……。
3. 執筆状況
子育てと仕事の合間に話を創作しています。そのため更新ペースはゆっくりです。
今後の構成は幾つかの案を考えています。
夢探し編の完成を急いだ影響で、プロットが追い付いていません。現在その作成に追われています。プロットを一気に書くのはしんどいと痛感しています。
4. 作品を読まれた方へお願い
拙い文章の作品ですが、感想をいただいたり、評価をしていただけると励みになります。
どうかお目に留まりましたら、よろしくお願いいたします。
5. 終わりに
何かを創造することは簡単そうに見えて難しいと痛感しています。
継続は力なりと言いますが、その通りだと思います。当ブログ、当小説についてもゆっくりでも更新を続けていく所存です。
最後に、当ブログ、当作品をご利用くださった皆様にお礼の気持ちをお伝えさせてください。
ありがとうございます。
執筆:2022年9月15日
更新:2022年12月3日
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