こんにちは、明帆(@Sweet_Project78)です。
本日は、氷河期世代であり、ミレニアル世代でもある「筆者の略歴」、「体験談」などのお話です。
筆者が育ってきた氷河期が訪れた時代背景や、デジタルネイティブ世代としてふれてきた技術革新などについても語ります。用語や雑学、豆知識としても参考になります。
この記事は、新設ブログ「無色透明の世界」の管理者の紹介を目的としています。
なぜなら、当ブログの記事に親しみや共感、興味や関心を少しでも持っていただく、継続して安心して当サイトをご利用いただくためには、みなさまに筆者の人柄や個性を知っていただくことが大切だと考えるからです。
- 著者の略歴・人柄・個性
- 1980年ごろから2022年現在までの時代背景と技術革新
- 用語・雑学・豆知識
ここから先は、「コレ知っている」、「それは意外」、「へぇ~、そうなんだ」といった感じで深く考えずに記事を読み進めていただければ幸いです。
1. 著者の略歴
まず、著者がどのような歩みで現在に至るか簡単にご紹介いたします。
- 出身: 茨城県
- 学歴 : 4年制大学
- 資格 : 宅地建物取引士、2級FP技能士、MOS MASTERなど
- 略歴 : 大学卒業後、営業・総務・事務・技術(現業)と転職をしながらスキルアップ
- 家族 : 父子家庭で小学1年生の男の子を養育
- 自己紹介 : 管理人「明帆」のプロフィール
茨城県の海沿いの田舎町で育った筆者。
高校卒業と同時に茨城県を離れて県外の大学に通いました。
学生時代には、町の暮らしを支える基盤の不動産関係の仕事に就きたくて、宅地建物取引主任者(現:宅地建物取引士)を取りました。
また、自身の将来設計に役立てたくて、ファイナンシャルプランナーを取得するなど資格の勉強もしてきました。しかしながら、不動産業への門戸は開かれず、運よく地元で営業職の仕事に就職します。
夢を諦めたくなかった筆者。インフラ関係の営業職をする傍ら、不動産関連の仕事を探し続けるも結果は実りませんでした。
その後、地元で別の会社からのお誘いを受けて総務と事務の仕事をする為に最初の転職をします。
そして、運命の2011年3月11日14時46分、忘れもしない戦慄、「東日本大震災」で被災。これまでの平凡な社会人生活が崩れ去ることになります。
被災の影響で避難生活をせざるを得なくなり、地元を遠く離れた地で就職支援サイトを経て就職。
その後も転職エージェントの力を借りて、雇用条件を改善しながら3度の転職に成功。ようやく安定した今の技術専門職の仕事を得るに至ります。
中でも特に自身の価値観が変わるほどの経験を積めたのが、事務職として働いていた「介護付き有料老人ホーム」での仕事です。
ご高齢者の状態が良くなることは決してありません。人生の最後を見つめながら過ごされるご老人の方から学ばせていただいことは図りしれない宝物となりました。
子育てと仕事の両立は大変ですが、これからぐんぐん成長する小学1年生の男の子と過ごす日々はかけがえのない充実したものとなっています。
なるほど。少しだけ明帆さんの歩みが見えてきましたね!
2. 失われた世代が経験した就職氷河期 困難と苦行の連鎖は続く
筆者が生まれてから現在に至るまで、それはまるで出口のないトンネルのなかをただひたすらと突き進むような時間でした。
では、ロストジェネレーションと呼ばれた氷河期世代は、具体的にどのような環境で育って現在にいたったのでしょう。
2-1. 氷河期世代(1970~1984)とは
氷河期世代が直面し、経験したことを抜粋します。
① 氷河期世代が直面した不遇
氷河期世代は、古き良き時代昭和の後半に生まれ、人と人の関係が密で、相互に助け合い、支え合う中で人の人情に溢れていた時代に幼少期を過ごします。
この時代には携帯電話(スマートフォン)やインターネットは復旧しておらず、テレビなどが娯楽の主体でした。ファミコンなどのテレビゲームが出始めたのもこの頃です。
青年期を迎えるとバブルの崩壊と共に、年功序列の終身雇用も崩壊。自己責任論と成果主義を対にして執拗で過剰な要求を求められるような風潮となります。
他人に対して責任を持ちたくないという希薄な人間関係の社会へと急速に変貌していきました。大抵のことが許されてきた昭和の慣習から、コンプライアンスが重視されるようになってきたのもこの頃です。
その後、記憶に新しい2020年2月20日の株価大暴落。いわゆるコロナショックに直面します。
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が猛威を振るい、人と人との接触を避ける隔離社会が訪れ、人間関係すら断絶される結末を迎えました。
1980年を底に広がってきた経済格差も拡大。日本の貧困が目に見えるまでになり、今を迎えます。
失われた世代が直面し、体験してきた負のできごとをまとめると概ね次のようなものです。
- 人口割合
-
団塊世代・バブル世代の子供として生まれた為人口が多い。約1700万人が該当して、生産年齢人口(15~64歳)のおよそ22.4%(2割超)を占めている。そのうち、正規雇用が916万人で全体の56.3%ほどしかなく、非労働力人口のうち、家事も通学もしていない無業者は、全体の2.5%、およそ40万人存在している。
- 社会情勢
-
安定した職に就けなかった就職氷河期世代。2008年に西村博之(ひろゆき)氏が提唱した「社会的に失うものが何も無いために犯罪を起こすことに何の躊躇もない人」を指すネットスラングいわゆる「無敵の人」が多いのが特徴。「リーマンショック」の時には派遣切りでリストラの煽りも受けた。
- 経済状況
-
1億総中流家庭と言われ、高度経済成長期を過ごしてきた親の世代は比較的裕福であり、大学進学率が高かった世代。その一方で、人口が多い世代である為ライバルも多く、不動産神話というバブルが崩壊した1990年には大学不合格率44.5%という数値もある。
- 教育環境
-
偏差値の高い大学に入れば大企業に就職できて、高い収入を得ることができ、将来が安泰とするという「偏差値至上主義」が根付く。「偏差値が生徒の存在価値」とまで言われるようになり、熾烈な受験戦争に淘汰された。
- 雇用情勢
-
バブルが崩壊後、失われた10年が到来。人件費削減の為に新卒枠が極限までに削られ、大規模なリストラが断行され人員整理が行われた。受験戦争で勝ち残った学生が就職にありつけない事態となる。東大生が100社受けて内定ゼロというニュースも話題となった。2000年の就職率は55.8%で、それから数年は55~60%で推移。大学院に進学して無業を回避する者や就職の機会を伺う為に就職留年をする者もいた。
- 歴史的不幸の連鎖
-
就職の機会を逃したあとも、リーマンショック、東日本大震災、コロナショック等、災害や不況の中を過ごす。老後資金の蓄えに乏しく、老後破産予備軍とも話題になっている。
- 労働環境
-
終身雇用の崩壊、ニートの社会問題化、フリーター・派遣などの非正規雇用の長期化、ブラック企業問題、サービス残業と過労死の問題など労働環境の面でも厳しい現実に直面した。
- 遅すぎで無謀な支援
-
兵庫県宝塚市が2019年に全国に先駆けて氷河期世代を対象にした職員採用試験を実施したところ3名程度の採用枠に対して1,800名ほど応募があった。倍率が600倍を超えたニュースが流れたことも記憶に新しい。
② 氷河期世代が直面した技術革新
氷河期世代が経験したできごとは、マイナス面ばかりではありませんでした。
学生時代になると、通信技術が飛躍的に発達。世の中にPCや携帯電話、タブレットなどのデジタルデバイスが台頭し、生活インフラとしても浸透します。
具体的には、その初頭、ポケットベルが一世を風靡(ふうび)。その後、携帯電話(ガラケー)やインターネット(電話回線)が普及するなど、社会を激変させる飛躍的な技術的革新がもたらされます。
これらは進化を繰り返し、2022年現在、デジタル産業として、世界的な規模で巨大な市場を持つまでに急成長します。
携帯電話ではスマートフォンが主流になり、インターネットもアナログ回線からデジタル(光)回線が主流となり、より高度な通信技術網が構築され、そのネットワーク網は日々進化を続けています。
これらのできごとを契機に、千年紀に労働世代になったミレニアル世代(失われた世代)は、「デジタルネイティブ世代」も呼ばれるています。
「携帯電話」や「インターネット」がもたらしたものには次のようなものがあります。
- Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの「インターネットショップ」
- Google、Yahoo!などのインターネット「ポータルサイト」
- 婚活アプリなど「出会いを支援するツール」
- GREE、モバゲー等の「オンラインゲーム」
- YouTube、ニコニコ動画などの「オンライン配信サービス」
- line、Facebook、Twitter、Instagram、GREE、モバゲーなどの「SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)」
等々、挙げればきりがありません。
ほかにもオンライン診療サービスなどの医療、国や公的機関が取り扱うセーフティネットもデジタル化が顕著に進んでいますね。
2-2. 年代呼称一覧表と主要な出来事対応表
1980年(昭和55年)に生まれ方をモデルに、ライフイベント表をまとめました。
世代の名称 | 生まれた年 |
---|---|
団塊の世代 | 1947~1949年ごろ |
バブル世代 | 1965~1969年ごろ |
団塊ジュニア世代 | 1971~1974年ごろ |
就職氷河期世代 | 1971~1982年ごろ |
ミレニアル世代 | 1980年代以降 |
ゆとり世代 | 1987~2004年ごろ |
Z世代 | 1997~2012年ごろ |
年表(年齢) | 主要な出来事 |
---|---|
1980年(0歳) | 誕生 |
1983年(3歳) | ファミコン発売 |
1992年(12歳) | バブル崩壊 |
1995年(15歳) | 阪神淡路大震災 |
1999年(19歳) | iモード開始 |
2000年前後(高校生~大学生) | 就職氷河期 |
2004年(24歳) | ニートが社会問題化 |
2007年(27歳) | 初代iPhone発売 |
2008年(28歳) | リーマンショック |
2011年(31歳) | 東日本大震災 |
2020年(40歳) | コロナショック |
こうして時系列にしてみると、景気が悪化する中、新しい技術革新を取り入れてたくましく暮らしてきたことが分かりますね。
3. 氷河期世代についてのまとめ
本日は著者の略歴と経験を交えて、氷河期世代の方の特徴どをご紹介させていただきました。
今回のおさらいですが、まとめると次のようなことがいえます。
- 努力が報われ難い中、過当競争の荒波に呑まれてきた為タフである。
- デジタルネイティブでITリテラシーが高い。
- 現状打破に努力を惜しまなかった世代のため、真面目でストイック。
- 社会構造の劇的変遷に幾度も順応。その結果、変化に対する適応力が優れている。
長文にお付き合いくださってありがとうございました。
明帆さんのことが少しでも読者さまに伝わればいいですね!
明帆さん、次の記事もよろしくお願いします。
それでは失礼いたします。