こんにちは、明帆(@Sweet_Project78)です。
「Twitter」は、世界での利用者数が3億人を超える140文字以内の文章を投稿する無料の匿名登録制SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)です。
日本国内のユーザー数も4500万人以上に上ります。2022年11月18日、その日本において突如「Twitter終了」がトレンド入りしました。
この話題は、前年2021年8月31日に「ある日突然Twitterがサービス終了したら…」 Twitterユーザー震撼の話題に注目集まる(神戸新聞NEXT)でも紹介されるなど、過去にも話題となっています。
では、今後Twitterサービスは本当に終了してしまうのでしょうか?
私の結論は、「今後、画期的なTwitter 2.0が構築される」です。その結果、今よりも優先度の高いSNSとしてその存在価値を見出していくことを予想しています。
- テスラ社の会長となり、スペースX社を創設するなど、「アメリカで最も革新的なリーダー」ランキング1位を獲得したイーロン・マスク氏が買収した企業が「Twitter社」であること。その投資額は日本の防衛費と同等の6挑5000億円ほど
- 2021年通年決算は、売上高は前年より4割近く増。株主集団訴訟が重しに2期連続赤字。人件費や研究開発費がかさんでいる。うち人件費については、社員の大量解雇により、大幅に改善の見込み
- マスク氏が社員の大量解雇後発表した運営方針は「至極真っ当」であり、マスク氏の戦略に大きな期待が持てる
Twitterがこれから飛躍的に躍進することは、会社と利用者の双方にとってメリットしかありません。
1. Twitter社の現況
Twitter社は、イーロン・マスク氏(Wikipedia)が2022年10月28日には440億ドル(約6兆5000億円)で買収し、完全な所有権を持った会社です。
マスク氏は、「アメリカで最も革新的なリーダー」ランキング1位を、Amazon.comの会長ジェフ・ベゾフ氏と並んで獲得しています。
経歴においては、幾度の経営危機を乗り越えて世界的大企業を育てた手腕を誇る世界でも有数の経営者です。
1-1. Twitter社の経営状況
2021年通年決算では、21年通年の売上高は、前年比37%増の51億ドル(約5900億円)、純損失は2・2億ドル(前年は11億ドルの赤字)。株主集団訴訟の和解金が重しとなり、2年連続で純損益が赤字となっています。
昨年10~12月期は売り上げが前年同期比で2割増えたものの、人件費や研究開発費などがかさみ、純利益が2割近く減っています。
買収後、マスク氏は従業員との電話会議で、「倒産の可能性を排除できないと」語ったことも報道されています。
マスク氏の買収後、Twitterは130億ドルの負債を抱え、今後12カ月で計12億ドル近くの利払いに直面するそうです。この金額は同社が最近開示した6月末時点のキャッシュフロー(11億ドル)を上回っているとのことです。
1-2. イーロン・マスク氏によるTwitter社買収の影響
まず、買収後に大量の整理解雇が行われました。
7500人から2900人にまで減少しており、追い打ちでマスクCEOが11月16日、全従業員に「会社に残ってハードコアに働くか、辞めるか」と選択を委ねたところ、数百人の従業員が更に辞職を選んだと報じられています。
次に、Twitterに残っていた従業員が「今週の退職者の規模を考えると、プラットフォームが間もなく壊れ始める」と話したそうです。この影響からか、セキュリティ上の問題も囁かれました。
最後に、認証バッジについての方針が二転三転し広告主に混乱を招いたことと、セキュリティ上の問題とが相まって、広告主から怒りを買ってしまいました。
その結果、ゼネラルモーターズ社、ユナイテッド航空社、ファイザー社などの大手企業が一時的に広告出稿を見合わせる事態にまで陥っています。
1-3. マスク氏が求めるハードコアな働き方とは
11月28日アメリカ東部時間の午前2時39分、Twitter社買収後初めてマスク氏から従業員宛に送信されたメールには次のようなことが書かれていました。
広告収入の減少を補うためにサブスクリプション収入を増やすことができなければ、ツイッターは「次の景気低迷を乗り切ることができない」という警告、在宅勤務はもはや許されず、少なくとも「週40時間はオフィスにいること」が求められることなどです。
少なくとも「週40時間」の表現に隠れた真意を考えれば、最低限の目安が示されたに過ぎないと理解することは容易いです。
マスク氏は他の関わる企業においても、同様にハードコアな働き方を求めています。結果、成功を収めてきました。
2. 「Twitter終了」がトレンド入りしたのはなぜ?
サービス終了がトレンド入りした理由は、次の通りです。
- 買収後、マスク氏から「倒産の可能性があること」が従業員に語られたこと
- 11月17日時点で社に残っていた社員から「今週の退職者の規模を考えると、プラットフォームが間もなく壊れ始める」と語られたこと
- 利用者の憶測による拡散や、報道各社がこぞって「Twitter終了」の報道をしたこと
この他、11月15日にAmazon社が1万人規模の大規模レイオフ(整理解雇)を発表、Meta(旧Facebook)社でも1万1000人にレイオフをされています。
こうした景気減衰の兆候も今回の騒動に拍車をかけたと推測されます。特にGAFA(アメリカIT4大企業)の景気動向は世界的に注目されています。
3. Twitter社の将来性について
私は、画期的なTwitter2.0が構築され、いままで以上に重要な意味を持つ優先度の高いSNSに成長、台頭していくと予測しています。
根拠は、次の通りです。
3-1. マスク氏が打ち出した経営方針
大量解雇後、マスク氏が打ち出した運営方針は至極真っ当なものでした。
- 街の広場のような役割を果たすために、ユーザー数10億人を目指す
- 赤字では意味がないので、優れたサービスによって課金を促す
- 有償の認証制度によって詐欺ボットなどを駆逐
- Twitterを介したバンキングサービス
- オフィス勤務のほうが、良いコミュニケーションができ、生産性も上がる。
- TikTok並みに容易なオンボーディングの実現
- 動画クリエーターに対するTikTok+YouTube的なプラットフォームの可能性
- 優れた機能の告知の徹底
- 広告のレベニューシェアと同時にサブスクリプションも充実させる
- レコメンドエンジンと広告エンジンの統合化
- エンジニア・ドリブンな企業文化の重要性
このような方針を基に創造される世界に期待大ですね!他にも、投稿編集機能や長文添付機能など、ユーザー目線の改良も検討中だそうです🎵
3-2. マスク氏が成功を収めた企業
マスク氏が関わり、成功を収めている企業には次のようなものがあります。
- 電子決済企業「PayPal」
- 宇宙開発企業「スペースX」
- 電気自動車企業「テスラ」
どれも、世界規模で有名な会社です。
マスク氏は、成功を収めるまでに経営破綻の危機を何度も乗り越えてきました。その過程で、「破産」という言葉を繰り返し使い、「ハードワーク」という信念を貫いてきたことも有名です。
Twitter買収後のマスク氏の動向と、今までに成功を収めてきた結果を重ね合わせると、「成功」の二文字が浮かび上がります。
成功を収めている方の多くには、「信念」やぶれない「軸」がありますね。それでいて、柔軟な発想と行動力が伴っている。このような事例に学ぶことが沢山あります。
3-3. ピンチの陰にチャンスの芽あり
私達ユーザーがTwitterサービスをこれから開始する、或いは既存のユーザーがアカウントを維持して継続利用することは、チャンスだと捉えられます。
もし、Twitter社の到達地点がサービス終了なら、マーケティングやコミュニケーションのツールを失う痛手があります。しかし、無料のサービスであるため実質的な損害は発生しません。
また、Twitter以外にもSNSの選択肢は存在しており、その動向や流行を見極めて順応ができます。
それよりも、報道各社の情報を鵜呑みにしてTwitterから去っていく方を横目に、マスク氏の経営手腕を信じる。そして、今の現状を冷静に分析して他のライバルがいない時を契機にその利益を享受することの方が有益と考えます。
4. Twitter終了は本当か?についてまとめ
未来のことは、その時が来ないと分かりません。
注目する点は、スティーブジョブズ氏がいた頃のどん底のアップル社とTwitter社の今の状況が似ているというところです。
Twitterを楽しむ一人のユーザーとして、アップル社並みの復活劇と、その躍進に期待してやみません。これまでのマスク氏の生い立ちから、サービス終了よりも飛躍的な成長を遂げると予想した次第です。
ピンチはチャンスを掴む転換期です。周囲に流されず、冷静に状況を分析して、その根拠を明確にできたなら、先見の明を持った行動が取れるのではないでしょうか。
SNSの今後の動向に注目ですね!本日もありがとうございました。