こんにちは、明帆(@Sweet_Project78)です。
私たちの生活に身近な医療や福祉の現場で働く方のなかから、薬剤師の就職事情について考察します。
- 転職経験のない薬剤師のうち約7割が何らかの不満を抱えている
- 薬剤師の人手不足は都心で充足・地方で不足の傾向
- 薬剤師のキャリアの転機は2年目と10年目以降
薬剤師の離職率はおよそ9%ほど。全体平均が例年15%前後なので、それと比較すると離職率が低い傾向にあります。
1. 薬剤師の就業状況
離職率が低い薬剤師ですが、転職経験がない薬剤師の7割弱が労働条件や勤務環境に不満を持ちながら我慢して働いています。
薬剤師は医師同様に都市部では充足しており、地方で相当数不足している傾向があります。
そのため、転職市場は完全な売手市場です。薬剤師の収入アップや労働環境の改善が叶いやすい環境にあるといえます。
1-1. 薬剤師が転職を考える主な理由
薬剤師が転職を考える主な理由は次の3つです。
- 人間関係に不満があるため
- スキルアップのため
- 生活環境の変化のため
まず、「人間関係の不満」については、特に病院勤務の薬剤師に多い傾向にあります。
医師や看護師との関係性が重要な職場だからです。病院では宿直などもあり、激務のためライフ・ワークバランスの改善を求めた転職活動も行われています。
入職後1年もすれば働きやすい環境かどうかの見極めは可能で、2年目を転職の転機とすることに繋がります。
医療従者の方の転職には、「ライフ・ワークバランス」の改善が切っても切り離せない大きな課題となっていますね。
次に、「スキルアップ」ついてですが、主に調剤薬局勤めの方に多い傾向です。
安定的に働ける反面で、同じようなルーティーンワークが続く仕事環境、スキルアップや収入アップの幅が少ないことが離職につながります。
最後に、「生活環境の変化」ですが、キャリアが10年以上になってくると必然となります。この機会に、スキルアップを兼ねた転職が盛んになっています。
離職率の高さは、「病院」>「調剤薬局」>「ドラッグストア」の順に高くなります。
ドラグッグストアについては、店舗数が増えるほど離職率が高い傾向にあることが分かっています。
1-2. 薬剤師の主な求人検索方法
エムスリー株式会社が運営する薬キャリ 職場ナビ様が提供する情報「薬剤師の転職実態調査-vol3.転職活動」に掲載されたアンケートによると、「人材紹介会社を利用した(42%)」と、「自己応募した(32%)」の2種類が主な求人検索の方法となっています。
転職活動をされた方の感想ですが、「転職して良かった」とほぼ全員の方が答えています。その割合は、なんと「97%」という驚異的な数値を示しました。
2. おすすめ求人サイト
薬剤師の方も、他の医療従事者の転職概況と同じく、複数の「求人サイト」や「転職エージェント」を利用されるとメリットがあります。
どれも「無料」で活用できるツールなので、必ず登録して就職活動に役立てましょう。
人材紹介サービスを経由して就職が決まると、「就職祝い金」がもらえるなど思わぬメリットが生じることがあります。
3. 薬剤師の転職についてまとめ
薬剤師は人手不足の業種です。そのため、転職することで満足する結果が得られやすいことが特徴です。
- 薬剤師で不満を抱えている場合は「転職」で解決できるケースが多い
- 薬剤師の転職は地方ほど有利
- 薬剤師のキャリアの転機は2年目と10年目以降
同じ働くでも職場環境が良いか悪いかで仕事の質も変わります。職場でのお悩みを解決するための一歩は行動することです。
最後まで記事をお読み下さいまして、ありがとうございました。