こんにちは、明帆(@Sweet_Project78)です。
明帆が執筆中の作品、「夢幻の少女ラクラス」の更新記録についてご紹介いたします。
「夢幻の少女ラクラス」は、「小説家になろう」で連載中の、「剣」と「魔法」が飛び交う物語です。「作品のあらすじ」についてはリンク先をご覧ください。
- 五感で感じるティラミスの街
- 日常の中の小さな奇跡と余韻
- 時間経過と街の情緒

ラクラス達の冒険譚をお楽しみください。

更新された話も気になりますが、前回までの話も気になるところですね♪
1. 前回までのあらすじ
ティラミスの夜景を背に、ラクラス達はストロー博士の研究室を訪れる。
博士が語るのは、失われゆく記憶と魂の残響をめぐる禁忌の理論――『ソウルレコード』。赤い魔導石に刻まれたのは記憶ではなく、『想い』だけ。
それは偶然か、必然か、リアンの魂と共鳴し、未来への道筋を示す。しかし、その想いの影にはエンシェントジュエルで触れた『穢れ』という闇が潜んでいた。
光と闇が交錯する中、ラクラス達は次の一歩を踏み出すべく気持ちの整理を終えるのだった――。
2. 五感で感じるティラミスの街
――ティラミスの朝の風景。石畳の街に光と影が踊り、屋台や宝石店、子どもたちの遊び場が街全体を生きた音楽のように彩ります。
ラクラス、ニア、メルトの三人は、宵星ゼリーや天光珠、花飴など街の小さな奇跡に触れながら、日常の幸福を享受します。
リボンの紛失や光の遊びを通して、三人の絆や性格の対比が際立ち、時間の経過と共に街の豊かな風景と温かな感情が重なり合います。
昼下がりには魔導オルゴールの音色や魔導列車の光が加わり、街の時間はゆっくりと流れていきます――。
ラクラス達の物語は続きます。
いつも、小説をお読みくださりありがとうございます。
3. 「光を揺らす街」の読みどころまとめ
前話では、リアンの記憶へ干渉、禁忌の研究といった、重く暗いテーマが物語の中心にありました。
戦い、喪失、そして過去の影……キャラクターたちはその重みに耐えながら、時に傷つき、時に迷いながら進んでいました。書きながら、筆者自身も登場人物たちと一緒に息を詰めるような感覚を味わっていました。
そんな中で、今話では意図的に光と温もりに満ちた日常を描きました。
ティラミスの朝の石畳、宵星ゼリーの小さな煌めき、宝石加工の手仕事、天光珠を追いかける子供たちの笑い声……。
それらは単なる癒やしではありません。重苦しい物語の余韻の中で、キャラクターたちの心を再生させ、次なる挑戦への力を蓄える『息を整える瞬間』です。ニアの無邪気な笑顔や、メルトの包容力、ラクラスの見守る眼差しは、困難の中でも光を見つける力の象徴です。
私がこのお話を描いたのは、お読み下さる皆様に、キャラクターたちの心の揺らぎや絆を感じてもらい、次章・リエージュ編での試練に臨む力を共有したいという想いがありました。
人生も物語も、必ずしも順風満帆ではありません。だからこそ、些細な日常の輝きや、互いを思いやる心が、次の困難に立ち向かう原動力になると思いました。
そして、何よりも伝えたいのは、例え未来が保証されていなくても、今この瞬間に存在する光や喜びは確かにあるということです。その光は手に取れるものではなく、目で見て、肌で感じて、心で抱きしめるものです。ティラミスの街で繰り広げられる小さな奇跡の数々を、皆様に楽しんでいただきたいと思ってのお話です。
このお話は、次章へ続く橋渡しでもあり、キャラクターたちの成長や絆の礎であることを胸に、次のリエージュ編へと筆を進めます。ティラミスの街の光を胸に刻み、まだ見ぬ冒険へと歩みを進めるお話を感じていただけたら幸いです。
次も、もっと深く、もっと熱く、物語の核心へと旅は続きます――。
物語の続きを楽しみにお待ちいただけたら嬉しく思います。
- 五感で感じるティラミスの街
- 日常の中の小さな奇跡と余韻
- 時間経過と街の情緒

作品の更新の際には、なろうサイト内に「活動報告」もさせていただいています。よろしければそちらも覗いてみてください。

それでは本日もありがとうございました。